第20章 林間合宿 1日目※
死柄木side
今日から雄英の林間合宿が始まる。
が盗んできた情報と配布されたしおり通りなら、動くのは3日目の夜がいいと俺は判断した。内部の情報を知ってるの合図で突撃、そこで爆豪勝己を攫い連合に勧誘。勧誘に成功しようが失敗しようが、必ずオールマイトは助けに来る、と俺はふんでいる。
『おはよ、弔くん。』
カウンターでそんな事を考えていると後ろからに声をかけられた。
大きな荷物を持ちとてとてと、座ってる俺の椅子と隣の椅子の間に入ってくる
コイツの表情は少し不安そうな顔をしていた。
「はよ、。んだよ緊張してるのか?」
コイツの不安を拭ってやるように、の頬の雪のような肌に指を這わせる。すべすべのコイツの頬はずっと触っていられるくらい柔らかくて気持ちいい。
『ん....緊張してないって言ったら嘘になるけど、でも私の合図でみんなが襲撃に来るわけだから失敗できないなって。』
やっぱり緊張してんのか、と案じたのも束の間がいきなり俺の口の下の辺りを指で触れ、顎までなぞられたと思ったらすぐにその腕はストンと下ろされた。
なんだ?
コイツの初めての行動に頭が追いつかない。
「ハ....なんだよ」
『弔くんのその口のほくろ好きなんだよね』
初めて言われた台詞。
あぁ、コイツなりに緊張を紛らわしてるのか。
「......まぁ、そんな緊張するな。」
『......』
「」
『...ん』
黙ったまま俯くに触れるだけのキスをした。