第18章 期末試験※
『ふ.....ぅ....ンン...ぁ....ッ..』
あ...だめ、これ気持ちいい...
初めて与えられる刺激に身体はしっかりと快楽を拾っていき、甘い声が出てしまう。
「しかもあだ名呼びかよ......。雄英に潜入して情でも湧いたか?」
情なんて無いのに。むしろかっちゃんは私に噛み付いてくるぐらいだし...。弔くんなにか勘違いしてる...。
片腕はカウンターにのせ頬杖をつきながら私の口内を犯していく弔くん。
こんな恥ずかしい事されながらも、そんな弔くんがかっこよく見えてしまう私は頭がおかしくなってしまったのだろうか...。
『ひがッぁ...ッ...ほ....ぅ...ら...く.....ンン...』
言葉を発しようにも口内で動き回る指が邪魔をして上手く話せない。口を閉じようにも指があるのでもちろん閉じれない。
終いには、上手く唾液が飲み込めず、口の端からだらしなく唾液が垂れていき、結局弔くんにされるがままだった。
「お前は俺の...いや、連合の事だけ考えてりゃいいんだよ......」
......俺の?なに?言いかけた言葉を聞こうにも上手く喋れない。
それどころか人差し指と中指で舌を挟みグリグリと弄られ初めての感覚に気持ちよくて仕方ない。
でも、なんだか物足りない....
あぁもう学校にも行かなきゃいけないのに。
『ん......ふ...ぁ......』
スルリと指を抜かれて銀色の糸が引いた。唾液まみれの自分の指を弔くんが1本ずつ自分の口に含んだ。
そんな姿が色っぽくてコクリと喉を鳴らす。
「わり......なんかむしゃくしゃしてた...」
急に....、なんで...?
やだ...
『弔くん...ッ...おねがい...』
「は......」
自分でも大胆な事を言ったと思う。
でももうこの熱は弔くんにしか抑えられないと思った。バーチェアから降りて座っている弔くんの首に腕を回し自分から口を重ねた。
弔くんがしてくれるように、舌を入れ自分から絡ませた。
「っ.....ふ......ぁ...」
『ん......っ...』
「....ッ..誘ってきたのはお前だからな...遅刻しても文句言うなよ...」
『遅刻はいや...ッ...』
熱を孕んだ赤い瞳が私を捕らえて離さない。
そのまま横抱きにされ、弔くんの部屋に連れて行かれた。