第17章 ヴィラン連合とおべんきょう※微
「おい、コンプレス。ちゃんと教えてやってくれ。に赤点とってもらっちゃあ困るんだ。」
面白くなさそうな顔で言い、こちらを睨む死柄木。
「ミスター......教える気がないなら、をこっちに寄越せ......」
今にも蒼炎を飛ばしてきそうな荼毘。
あぁ。前言撤回。荼毘もなんだかんだちゃんを気にかけてんのね。なんなら、下心丸出しじゃねぇか。こりゃあ、面白くなりそうだ。
「ちょっとちょっと!2人とも俺に辛辣すぎない!?一応俺2人よりは教えられてるんだケド!?」
ていうか、なんで2人より教えられてる俺が咎められてんだ?と思いながら言い返すとちゃんがバーチェアを回転させこちらに身体を向けた。
『ミスター、弔くんと荼毘はいいから続き.......しよ?』
弔くんと荼毘はいいから──
勉強の事だとは分かっていても、たったその一言がまるで俺を求めているようで口元が緩みそうなのを堪える。
そんな言い回しすんなっての......わざとなのか?
なんで俺は自分より年下の女の子に翻弄されてんだか......
「....ッ.....ほーんとこの子は......おじさんをドキドキさせるのが上手いんだから......はい、続きしよーね?」
続き、という言葉をわざと強調させ荼毘と死柄木を見てニヤリと笑いながらちゃんの肩に手を置いて、バーチェアを回転させて再びカウンターに向かせた。