第15章 破綻JKと礼儀知らず※
あ...そういえば個性のこと......
痙攣が止まらない身体。ぼーっとする頭で考えていた。荼毘から与えられる刺激が気持ち良すぎてつい個性の事などすっかり頭から抜けていた。
「......は?」
ソファーや床に散らばった私の身体から出てきた仮面やら、小刀を見て荼毘が呆然としていた。
そりゃそういう反応になるよね。
「んだ、これ」
『.....イくとこうなっちゃいます...』
恥ずかしくて、顔が見られないように荼毘の首に顔を埋めた。語尾が段々小さくなり何故か敬語になってしまった。
「へぇ」
耳元で荼毘のため息混じりの無関心そうな声が聞こえたが、そう思ったのも束の間で再び下腹部にある違和感。
『.........荼毘ッ...?...ちょ......ひゃぁ....ッ....!』
「んなことより、こっち集中しろよ」
まだ痙攣の収まらない、ヒクヒクと収縮を繰り返す中に再び荼毘の長い指が入ってきた。1度果てたばかりの身体は敏感で簡単に快楽の波に攫われそうになり、耐えるようにしがみついて荼毘の首に手を回し肩に頭を預けた。
「ッ...お前...かわいーな...」
『あっ...!...ゃ...ン...』
馬鹿......そんな事言わないでよ...
荼毘が自分の肩に置かれてる私の頭に擦り寄り、また締まった...と耳元で囁き耳を舌で弄られる。
ふと視界に入る白いシャツからスッと伸びる荼毘の変色した首元。ずっと余裕そうな荼毘の表情が崩れるのが見たくてカプッとその首元に噛み付いた。
「チッ...いってぇなァ...」
『ひッ......!ぁぁあ...ッ!!』
ドスの効いた低い声が聞こえると、出し入れされる強められた指の動きにすぐにイってしまう。呼吸を整えようとしたけど、肩から顔を剥がされ、顎を掴まれて視線を合わせられる。彼の青い目にギラギラと宿る殺気にゾッとした。
「躾がなってねぇみてぇだなァ....?」