第15章 破綻JKと礼儀知らず※
ニヤリと妖艶に笑う荼毘に身体が動かない。何かに縛り付けられているかのような。
......いや。そんなの建前だろうか。目の前の私を見上げる荼毘の表情に私は見惚れていたのかもしれない。
『ひあぁ......ッ...!!やだ...荼毘...』
「フ...また締まった...俺の手首まで濡らしてる奴が何言ってる」
荼毘にツンと尖った胸の先端を思い切り噛み付かれて、甘い痺れが全身を駆け巡る。
その間にも荼毘の指の動きは止まらなく、愛液を纏わせた指でグチュグチュと耳を塞ぎたくなるような水音をたてて私の弱いトコロを責めてくる。
『っん......ぁ...だび...また...キちゃう......ッ...!』
「ほら、イけ」
『......んあぁッ!!』
指に荼毘の漆黒の髪を絡ませながら快楽の波に身を委ねた。
「ん....じょーずにイけました。」
『あ.....ッ......』
ジュプリと音を立てて指を抜かれるとその行為にすらも快楽を拾ってしまう私の身体。
『手......ズボンも...ごめんなさい...』
ヌラヌラと光る愛液まみれの荼毘の手と、荼毘の黒いズボンにできた水溜りを見て小さく呟いた。
「俺の手で喘ぐお前が可愛かったから許す。明日も学校なんだろ?もう寝ろ」
『え.....荼毘は...』
私が跨ってる荼毘の中心部を見ると一目でわかるほど大きく主張した荼毘のソコ。
「...あぁ。お前を慰めてやるって言ったろ。なに、俺の欲しくなっちゃった?」
『なッ....違う.....!』
ニヤニヤと笑う荼毘にカァっと顔が熱くなるのが分かった。
「フッ......また死柄木に振られたら遊んでやるよ。ほら風呂入って寝ろ?」
クツクツと笑い、チュッと軽く唇に触れるだけのキスをしてくる荼毘。先生や弔くんと違ってくしゃくしゃと無造作に撫でてくれる荼毘の大きな手が心地良かった。
『ん....ッ......別に振られてないし...』
散らばった小刀や仮面は身体に吸収して、下着や服をかき集めて逃げるようにしてバールームを後にした。