第4章 ゴールデンウィーク
海斗SIDE
「例のあれはどこでやる?」
「今日は時間があるから街の奥にしねーか?」
「りょーかい☆」
今さらなんだが、まだ俺たちには全国有数の財閥の息子という秘密とあともう1つあるんだ。
それは、俺らは裏の世界の人間でもあるということだ。
智也の方が俺より分かりやすいから先に説明すると…
俺らの会話で薄々気づいた奴もいると思うのだが、智也は全国No.3にも誇るハッカーであり、正統派の暴走族、青龍の幹部をやっている。
ちなみに、ハッカーの時の智也の異名は
黒矢で暴走族の時は水龍だ。
俺は暴走族には入ってねぇが智也よりは強い自信はある。
まぁ、いわゆる一匹狼ってやつだな。
なんで暴走族に入んないのかは今度の機会でだな。
で、俺の異名は炎龍だ。
ハッキングは近々智也に教えてもらおうと思う。
知っていた方が情報が入ってきて楽だからな。