第4章 ゴールデンウィーク
海斗SIDE
「タダ券にしてはまぁまぁ部屋は広
いな。」
「しかも、1人一部屋だしね。」
そうだ。
1人一部屋で、お互い隣の部屋にな
っている。
タダ券とは思えねーな。
「そうだな。荷物片付けたら、あれ
行くか?」
「そうだね。」
「じゃ、15分後にちゃんと特攻服
持ってここで会うでいいか?」
「うん。じゃ僕右側の部屋使うよ。
後でねー。」
「ぁあ。」
今は、試しに左側の部屋に入ってい
たから智也が出て行った。
「…よし、やるか。」
ーーーーーー20分後ーーーーーー
「おせーよ。」
「ごめんごめん。片付けが終わんな
くて。」
「それでも普通、5分も人を待たせ
ねーよ。」
「じゃ、とりあえず行こー。」
「おい!…ったく。」