第4章 ゴールデンウィーク
美希SIDE
「えっ?!」
「流石の俺でも、今のねぇちゃんに
はしないし。」
「今の?」
「ぁあ。鈍感なねぇちゃんでも俺を
男として見るって事分かっただろ。」
「そりゃあな。でも、兄弟だぞ?そ
れに、私なんか不細工で性格も雑な
んだからなんだから他に可愛くて優
しい子にすればいいじゃねーか?」
「((ボソっ天然。俺らは本当の兄
弟じゃないんだよ。」
「は??どういうことだ?ってか、
縛ってんの外せ。」
「んー。まぁ、今日はこれ位でいっ
か。あと、本当の兄弟じゃないって
のは、俺が夜中に何か飲む物を取り
に行った時、話が聞こえた。」
そう言いながら大希はネクタイ2本
を解いた。
「跡になってんじゃねーか。まぁ、
いいか。で、どっちがあの親にとっ
て本当の子供?」
「ねぇちゃん。」
「そうか。詳しい話は今度聞く。も
う1時だし、無駄に疲れたからもう
寝る。」
「なにいってんの?」
「?お前がなにいってんの?」
「だって、条件も呑んだしいいでし
ょ。」
「じゃ、ねぇちゃんの正体ばらして
もいいのか?」
「お前、バラしたら、、、」
それを言うと同時にゴゴーと殺気を
私は出した。