第4章 ゴールデンウィーク
美希SIDE
いったぁ!
頭をソファーに置いてあるリモコ
ンぶつけて涙目で大希を睨む。
…この時大希の顔が赤かった事に
美希は気づいていなかった。
全部大希のせいだし。
私がお母さんとお父さんに知られ
たくないことを良いことに調子乗
っっ!?
色々と考えていた内に大希が私の
両腕をどっから持って来たのかネ
クタイで縛り、私の上に乗った。
つまり、馬乗りってやつ。
「?!?!ちょっ!離せ!ってか
どけ!!」
「嫌だ。ていうか、ねぇちゃんち
ゃんもっとご飯食べた方が良いよ
。細すぎ。」
「聞いてんのか!ここまでやるん
だったら力ずくで退かすぞ。」
「ねぇちゃんこそ聞いて無いじゃ
ん…。まっ、それが出来るのは、
今だけだけどな。」
「は??どういうiっ!!??!」
「ククッ。ねぇちゃんの髪に顔う
ずめただけなのに、動揺しすぎ。
」
そう大希がいうと私の首筋に生暖
くてザラザラしている物がなぞっ
た。
「ひゃあっっ」
ザラザラしている物が大希の舌だ
ということと、私の声が異常だっ
たのが恥ずかしく、一気に顔が赤
くなった。