第3章 キャンプ
舞美SIDE
綾峰美希ちゃん。
‥私はあの子が大っ嫌い!!
遥も花も嫌っていたけど。
私は、あのモテる顔が許せない。
私よりも可愛い人なんてこの世にい
ないはずなのに。
なんなの!
しかも、顔が可愛いからって花が狙
ってた智也先輩と海斗先輩に気にか
けられてたし。
花がめっちゃ怒ってた。
まぁ、それもそうだよね。
花が初めて話かけて、初めてかえっ
て来た言葉が
「ねぇ、あの子なんていう名前?」
と、綾峰を指さして言うし。
先輩が望んでいた、恋バナの話をき
っかけにメールを沢山やりとりした
かったのに、返ってきたメールが
「ありがとう。ついでに、美希ちゃ
んの出身の幼稚園を聞いてくれる?」
だからなぁ。
そりゃ、美希ちゃんを許せないわ。
だから、私承諾したんだ。
綾峰をいじめることに。
まぁ、だいぶ後になるけど。