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囚われ欺く者

第3章 キャンプ


美希SIDE

ピピーッ!

「な、何この点数…」

茜の肩が小刻みに震えてる。

「あ、茜。お、落ち着いて!」

「だって!信じらんない!!他のク
ラス2桁いってんのに、うちのクラ
スだけ1桁だよ!」

「こ、こういう時だってあるよ?」

「美希、最後疑問形になってる…」

「そ、そういえばもう、ご飯の時間
だね!」

「そーじゃん!!やったぁー!!!
昼ご飯何かなぁ〜?」

ご飯というキーワードを出したとた
ん、このテンション。
…凄いな茜。

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