第3章 キャンプ
美希SIDE
男がいなくなるのを見届けてから自
分も部屋に戻ろうとしたその時、誰
も居ないと思っていたの草むらから
人の気配に気づいた。
さっきは、突然の告白で気配に気づ
かなかったが、私達が見なかったし
草むらには私達の前を通らないと行
けないから、さっきの事を最初から
聞かれてたのだろう。
「誰かいるのは知ってるから出て来
て。出てこないと、私はずっと点呼
の時までいるから、困るのはあなた
よ。」
そう言ってから、約30秒後観念し
たらしく、草むらから出てきた。
「…花ちゃん?」