第2章 欺く者は男嫌い?!
海斗SIDE
やっと、辛かったバスケの春合宿
が…
終わったァァァァァァ!!!
で、今は2年A組のクラスに親友の
智也と向かっている。
女子からの熱い視線を感じるのは
何時もの事だから、いいのだけど
何か違和感がある…
んー??? 俺の勘違いか?
その時、俺たちを取り巻く女子の
中から会話が聞こえた。
「いつも、元気な智也君元気ない
のかなぁ?」
それだっ!!
いつも、ベラベラ喋る智也が喋ら
ないのは、おかしいから違和感を
感じてたんだ!!
「おーい。大丈夫かぁー?」
智也の顔を覗きこむと、智也が必
死な表情をしていた。
今まで、そんな顔を見たことが無
い俺は心配になったが、次の智也
の言葉で一気に、馬鹿らしく思え
た。
「海斗どうしよう!!1年の美少
女見つけようと思ったのに明日か
ら、1年がキャンプだから探すの
今日しかない!!」