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あの頃の私達は【呪術廻戦】

第2章  後輩Nの苦悩(七海夢)














 「さくら、お前マジであれはナイ」

 「へ?なにが?」



 補助監督に任務報告を(五条さんが無理矢理)お願いし、みんなでさくらさんの行きたがっていた氷菓屋へ来ている。
 各々好きな冷たいジェラートや飲み物等をテーブルに広げていた。


 「そういえば任務中も言ってたね?
 なんのこと?」

 「本ッッッ当にわかんねーの?」

 「???、わかんない…」


 五条さんとさくらさんのやり取りに全員が何だろう?と注目する。


 「柄パン」

 「は?」

 「スカートの下。
 お前、男物のパンツ履いてるだろ」

 「「「は?」」」


 家入さん、灰原が自分と同様に「この人は何を言っているんだろう?」という反応をする。


 「ちょっ…」


 さくらさんが顔を赤らめ言葉を失う。
そりゃそうだ。女性に男性物の下着を履いてると言われたら誰だって怒るはず…


 「ちょっと!何で知ってんの?!」

 「「「?!」」」


 言葉を失うのは自分と灰原と家入さんの3人だった。は?柄パンを、履いて…???


 「見えたんだよ!
 さくらが窓から飛び降りた時に!」

 「見ないでよー!変態っ!」

 「…いや、私もまさかと思ったんだが」

 「ちょ、夏油も見たの?!」

 「キテ◯ちゃんの柄パンだった」

 「そうそう。
 どピンクの◯ティちゃんだったわ」


 どピンクのキ◯ィちゃん柄だったから、女物かと思ったがあれは間違いなく男物の柄パンだったと二人が言う。
 ………一体自分は何の話を聞いているんだ?



 「ねぇ、さくら。履いてんの?」


 会話の成り行きを黙って聞いていた家入さんが信じられないような目でさくらさんを見る。


 「え?履いてるよ」

 「「「「「?!」」」」」

 「は?それはヤバいでしょ」

 「えー?ヤバくないよ!
 パンツ見えないように履いてるんだよ?」

 「「「「「は?」」」」」

 「見えパンの代わりに、柄パン履いてるの!」

 「「「「??!」」」」


 さくらさんは躊躇なくスカートをぴらっとめくる。家入さん以外の、自分達男子は彼女の行動に目が釘付けになってしまい、一瞬固まった。





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