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あの頃の私達は【呪術廻戦】

第1章  報われない(五条/夏油夢)






 「五条のここ、空いてますよ」



 動揺してることがバレるのが恥ずかしくて、俺は咄嗟にとある芸人の真似をして誤魔化してしまった。


 「やーだ。五条と付き合うの大変そうだもん」


 特にお家の事とか、色々。
 大人な人がいい、と。


 「ふーん」

 その辺がクリアできたらいいってことかよ?


 誰にも文句言わせないくらい、強い大人の男になってやるよ。



 「…一人称、“僕”にしようかな」

 「えっ、キモ!どーしたの」

 「お前、ほんと覚えてろよ」




 ―――――大人になるまでもう少し。

 この恋に苦しめられててやるよ。










《報われない》五条視点 終


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