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マスカレイドナイト

第5章 アフターナイト



本来なら通常のコスチュームの
レンタルが500円と。
新作のコスチュームの割増料金の
+100円の600円を
サービスしてくれると言うので。

そのスタッフの人が、
新作のチャイナドレスの中から
好きな物をこっちに選ばせてくれて。

朱莉がどれにするかを
決めかねていると。

これなんてどうですか?可愛いですよと。
大胆に胸の所が開いた
コスプレ色の強めの
攻めたデザインの、
紫のチャイナドレスをオススメして来て。

こんな、大胆に胸の開いたタイプは
おっぱいが大きい人が
着て決まるデザインなのにと
そう思わなくないけど。

まぁ…どうせ…、
マスカレイドマスクを着けるから。

顔も隠れるし、どうせ周囲の人にも
私がどこの誰か何て分からないのだから。

そのスタッフの人がオススメしてくれた。
紫のチャイナドレスを持って
ロッカーに朱莉は
着替えに向かった。

前に着たのは普通のチャイナだったけど。
これはコスプレ用だから、
両サイドのスリットもかなり…深い場所まで
切れ込んで来て居る感じになって居る。

着替えて…バーカウンターの方へ向かうと。
もっと大胆に両サイドが全部編み込みに
なって居るデザインのチャイナドレスや。

それはコスプレを通り越して、
下着だなって方のデザインのを
着ている女性客の姿もあって。

自分が着てるのは…、
まだ布面積が多いから。
お店の人もその辺りは
私にと…選んでくれたのかも…。

それにしても…、
あの時と…凄い違いだな…。

元々お店は狭いのだが、
そのお店のキャパよりも
お客さんの数が多い事に気が付いた。

それもみんな、
チャイナドレス姿の若い女性客ばかりだ。

編集長…を…、探さないと…。

このバーのエリアで…編集長と
落ち合う約束をしてるから。

編集長も…ここに居るはず…だけど…。

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