• テキストサイズ

マスカレイドナイト

第5章 アフターナイト



そんな…ハプニングバーでの出会いから

私はナオトさんと…

お付き合いをする事になって。

後々から…色んな事が分かったのだけど。

彼は…、友人と3人で会社を経営していて。

表での出会いは、自分の顔や…

会社を経営していると言う肩書き目当てで。

自分にそう言うのを求めて、近寄って来る

そんな女性が多くてうんざりしていて。

それが嫌になって、ハプニングバーに

通う様になったのだそうだ。

あそこだと…、そんな自分の顔も

マスカレイドマスクで隠せるし。

自分の素性なんて明かす必要も無くて。

後腐れのない、

一夜限りの恋愛を楽しめるからと。

特定の女性と付き合わずに、

ハプニングバーでの

自由な恋愛を楽しんでいたのだが。

そんな自由な出会いを求める為の場所で、

そんな出会いを目的にしていない

私に出会って。

あの…夜の…出来事が…

忘れられなかったのだと言われて。

あの…私が取材に訪れた夜以降も、

私を探してくれていたみたいで。

私は…、あれ以来

一度もマスカレイドナイトには

足を運ぼうかと悩んで終わって居たので。

再会のしようもなくて…、悩んでいた時に。

マスカレイドナイトのオーナーが、

この日に…お店に…

また別のルポライターが

取材に来るからと…あの時の様に

ナオトさんにマスカレイドナイトのいろはを

教えてあげて欲しいと…持ち掛けられて。

あの夜は…マスカレイドナイトに

来ていたのだと言う事だった。

実際には…それは、
マスカレイドナイトのオーナーと
うちの編集長の策略だった訳なのだけど。

そのお節介のお陰で…、今はこうして。

私は…ナオトさんの…、
恋人をしたりしている。


ああ、そうそう…。

マスカレイドナイトには…今も…
ふたりで時々、一緒にデートで行って。

マスカレイドナイトでの、
ハプニングを一緒に楽しんでいる。








            ー END ー
/ 56ページ  
※結果は非表示に設定されています
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp