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マスカレイドナイト

第4章 プレイルーム



彼と…身体と身体を繋いでから…
もう…それなりの…時間が過ぎていて。

このまま…この時間が…、
終わらなければいいのに…と…。
自分の頭では…思って望んでは居ても。

何度も…絶頂を繰り返す中で、
朱莉の体力も…
自分の限界を…越えつつあって。

いや…もう…とっくの前に…、
自分の限界なんて…
越えてしまって居たから。

『名残惜しく…あるにはあるのですが…、
そろそろ…僕の方も…限界…みたいです…。
貴女の…中で…、そうなっても…?』

コンドームは…してるのだから、
彼が私の中で…そうなったとしても…。
何の…問題も…、無いのに…。

ズブズブと…抽送を繰り返しながらも、
こちらにそう…ナオトに
許しを乞う様に言われてしまって。

許すも何も…、こっちだって…
もう何度そうなったのか…も…
数えきれない程…の…
快感の連続ばかり感じて居て。

「……んんッ、はぁ…ん…、イって…ッ
ナオトさ…んも…、イって…下さい…。
んぅ、私の…中で…、イって…」

グン…っと…自分の中にある…
彼の質量が増すかの様な…
息苦しさにも似た感覚を感じた。

『では…、貴女の…そのお言葉に甘えて…』

こんな時…ですら…、ナオトさんは…
自分本位ではなくて…、紳士的な…
エスコートをしてくれて。

ギュウギュウと…自分の中が…
彼の射精を促す様にして…
中の壁を分厚く膨らませて締め上げる。

ズンッ…ズチュンッ…ズパンッ…ッ
ジュブジュブと…お互いの性器の
繋がって居る所から溢れる水音と。

肌と肌のぶつかり合う音が、
朱莉の喘ぎ声と交わりながら。
小さなプレイルームの中に響き渡る。

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