• テキストサイズ

【R18】禪院直哉→私←五条悟❇︎傷だらけの婚約者❇︎

第5章 五条悟②


直哉に望まれて、自分も直哉を好きになり、その気持ちはどんどん薄くなっていった。

だけど……。




「……なりたい…。」

そうハッキリと分かったのだ。




ななが真っ直ぐに悟を見て言うと、悟はニコッと笑った。

「?!」

急に悟の体が動いて、ななの頭を掴んで引き寄せられた。




「………………。」

触れられると思った自分の唇に、思わず手を差し込んだ。

手のひらに悟の唇の感触を感じた。

「……思ったより、反射神経いいな。」




悟は舌打ちをすると、またソファに深く腰をかけた。

ポヤッとしているから、キスくらい簡単に出来るかと思ったのに。




「……………。」

ななは反射的に手が出てしまっただけで、この成り行きを整理出来ていない。

しばらく呆然としながら、今しがたの悟の行動を考える。




今……キスされそうになった?




/ 422ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp