【R18】禪院直哉→私←五条悟❇︎傷だらけの婚約者❇︎
第4章 五条悟
「おーい!一年!」
高専内に入ると、硝子は呪術稽古を校庭でしている一年に声をかけた。
七海と相原が同時に4人を見る。
「こんな感じでここでは術師が呪術師になる為の訓練を毎日してる。」
ななが七海達を見ていると、訓練を辞めて2人がこっちに歩いてきた。
「……入家さん、高専内でタバコは辞めて下さい。」
「はいはい、七海はうるさいねぇ。」
タバコを吸っている硝子に、七海が嫌な顔をして言った。
硝子がタバコを消すのを確認して、七海は連れて来られたななに目をやった。
「新入生?」
七海の後ろから相原が顔を出してななに聞いた。
「……いえ…私は…。」
違うと手を振ろうとすると、後ろから悟が声をかける。
「お前達と同級生になるんじゃないか?」
ななは驚いた顔をして悟を振り返った。
そんな事が出来る訳ない。
振り返ったななの顔がそう言っている。