【R18】禪院直哉→私←五条悟❇︎傷だらけの婚約者❇︎
第4章 五条悟
悟が突発的に衝動によって行動をする。
それを諌めるのはいつも自分の仕事だ。
だけどたまに、悟の突拍子も無い行動に共感する事がある。
そんな時はおかしい事に、必ず傑も悟と同じ気持ちになる事が多い。
悟と過ごした時間が自分に教えてくれる。
コレは悟に同調する場面だ。
そう直感した傑が悟に出来ないきめ細かいフォローをする。
「…困惑する様なら、ゆっくり自分の気持ちを整理すればいい。」
ここならそれが出来る。
何故ならーーー。
「大丈夫。」
傑は不安そうに見上げるななに笑顔で言う。
そう弱者であろうななに諭す様に言う。
「君の名前は?」
「…………禪院なな…。」
呪術界に居たら嫌でも分かる名前。
その後ろに誰が居るのかすぐに分かる。
不安そうにそう名乗ったなな。
それを振り払う様に傑は、悟達は笑顔でななに言った。
「俺達「私達」は最強だから。」