【R18】禪院直哉→私←五条悟❇︎傷だらけの婚約者❇︎
第3章 直哉との3年間②※
「…直哉くん…これゾクゾクしてやだ……。」
「少し我慢しとき…。」
ななの匂いを嗅いで、スルスルと滑る肌に唇を滑らす。
たったそれだけで、気分が昂まって仕方ない。
(正直、この先はよう分からへんし……。)
この情欲に任せて行動すれば、何とかなりそうな気もするが。
今はまだ焦らなくて大丈夫だ。
ようやく鍵の中にななを入れられたのだし。
「ななからキスして…。」
直哉がそう言えばななは恥ずかしそうにキスしてくれる。
「…直哉くん…。」
ぎゅっと直哉の背中に抱きついてくるななに満足して、直哉は目を閉じた。
そうして月日が流れて、2人は高校生になった。