【R18】禪院直哉→私←五条悟❇︎傷だらけの婚約者❇︎
第3章 直哉との3年間②※
それでもまだ、一年生の頃は自由だった。
二年生になり、直哉の髪の色が黒から金髪になった。
切れ長の直哉の顔には似合う髪色だったけど、見た目が怖くなったのは否めない。
「どや?」
「……うん…、似合うね…。」
でも怖くなった……。
ななが戸惑った様に言うと、直哉は満足そうに笑った。
ななの隣にいる直哉が少しでも異質になれば、誰もななに近付かなくなる。
事実、直哉を怖いと思った友達は離れていった。
部活も行かなくて、友達も離れていき。
ななは直哉と部屋で過ごす時間が多くなった。
直哉は大変満足する。
そしてすぐにまた新たな煩わしさが直哉を襲う。
二年生になり、ななの体は大分大人に近付いた。
まだまだ未熟ではあるが、体付きは女性特有のラインを強調している。
毎日抱き締めている直哉でさえ、その変化が分かる位だった。