【R18】禪院直哉→私←五条悟❇︎傷だらけの婚約者❇︎
第17章 夏の終わり※
七海と灰原もななを見るが、ななはその人物に心当たりは無い。
禪院家の騒動が、ななに連絡が入るはずも無い。
思い当たる節が無いななは、2人に向かって首を振る。
(誰が死んだの?)
七海と灰原は真っ先に傑の元に向かう様だ。
しかし、ななは同じ禪院家として、誰がこんな事をしたのか全貌が分かってから傑に会おうと思った。
自分が謝るのはおかしいと分かっていても、同じ禪院家だ。
無視は出来なかった。
本当はその死体となな程度の術師が会う事は出来ないのだろう。
だけどななは補助監督に案内してもらえた。
高専の建物から少し離れた建物に案内される。
その建物は呪具や呪いを封印する為の建物で、一時的に死体を保管している霊安室として使っているのだろう。
補助監督と別れて、ななは様々な結界が張られている建物の中に入って行った。