第16章 直哉と悟※

無茶を言うなと、唇を噛み締めて悟を見上げた。

多分自分より色っぽい顔の、綺麗な顔をした男が自分を見下ろしている。




ああもう……。

どうやってこの衝動を我慢すればいいのだろうか。




お互い情欲に紅潮した顔で見つめ合う。

もう誰も止める事なんて出来なかったはずだ。




「なな…出していい？」

ゴソッと悟が自分のズボンに手を置いてベルトを外し始めた。

それを止める事はしないで、事の成り行きをななは見守った。




出てきた初めて見た悟のモノを見て、一瞬固まった。




大きい……。

比べちゃダメだとわかっているのに、直哉のモノしか見た事が無かったななの素直な感想だった。




固く猛った悟のモノが、太ももに擦られる。

「………。」

悟の手がななの服をどんどん脱がしていっても、ななは何も言わなかった。