【R18】禪院直哉→私←五条悟❇︎傷だらけの婚約者❇︎
第2章 直哉との3年間※
ななが禪院家で過ごす様になり、直哉は更にななへ執着する様になった、
我慢しなくても、手の届くところにななが居る。
その手を伸ばした時に、ななは戸惑いながらも直哉を受け入れてくれる。
しばらくはそっとななの頬に唇を付けるだけだった。
それで満足していた。
直毘人は直哉のそんな行動を黙認していたが、ななを決して受け入れている訳では無かった。
いつかは直哉が飽きるだろうと。
目ぼしい正式な結婚相手を選んでいた。
直哉は全く直毘人を相手にしていなかったが、離れといえ、禪院家にいればそんな些細な行動もななは気が付いた。
たまに数人の同い年位の女の子が、母屋を訪れる。
基本訪問者は男性しかいない禪院家には珍しい光景だ。
そして直哉に聞きたくても、その時は直哉も側にいない。
ななは直毘人が直哉に彼女達と会わせていると気が付いた。