• テキストサイズ

【R18】禪院直哉→私←五条悟❇︎傷だらけの婚約者❇︎

第14章 潰れる心※


少しでも直哉を拒否する様に体を捩れば、強く体を掴まれる。

今自分が痛みに声を出しているのか、快楽に声を出しているのか分からない。

ただ直哉に触れられる場所だけが、直哉の色に染められていく様だった。




「なな、しばらく俺の部屋で過ごして……そんでまた高専に行ってもええで。」




ななの抵抗なんて、もう直哉の情欲を止める理由にもならない。

好きな様にななを抱いて、その心を懐柔出来れば、後はもうどうでもいいのだ。

その先のななが、自分に反抗する事が無いのを知っているから。




自分の中に直哉が入ってきても、こんなにも何も感じない時はあっただろうか。

ななは直哉に揺さぶられながら、そんな事を考えていた。

何も感じない。

心も体も。




ただ、直哉に何も伝わらない虚無感だけが、心を支配する。

それは簡単にななの心を壊した。



/ 422ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp