【R18】禪院直哉→私←五条悟❇︎傷だらけの婚約者❇︎
第13章 夏の日
「……やだ…。」
悟の胸に置いているななの拳が、グッと強く押された。
そのななの表情に、悟は笑いながらキスをした。
「はぁ、本当にいつになったら触らせてくれるの?」
服の上からでも、胸や際どい場所は触っていない。
だけど、昂った下半身をななに押し付ける位はする。
固いソレが何なのか、ななはもう分かっているから激しく求め過ぎると、体を逃がしてしまう。
「っ……じゃあもうキスもしないっ。」
しつこく求めてくる悟に、ななは嫌がる様に顔を腕で覆った。
「無理無理、押さえつけてでもするよ。嫌なら早く腕取って。」
恨めしそうに悟を睨んで、腕を顔から取るななを見下ろしながら、悟は満足気に笑った。
「まぁ、いいや。」
スッと悟はななから退いてベットに座った。
すぐに退いた悟に、ななは意外そうな顔をする。
「…何?求められて抱かれないと不安になる?」