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【R18】禪院直哉→私←五条悟❇︎傷だらけの婚約者❇︎

第9章 私の知ってる直哉くん②※


ななの顔を掴んで、その唇を奪った。




それは悟には簡単な作業で、目を見開いて驚いているななを嘲笑うかの様にその唇をこじ開けた。




入ってきた悟の舌に、口を閉じようとしても、顎を押さえつけられて簡単に閉じなかった。




抵抗も虚しく、ななの口内を舐める悟の舌に、ななは顔を顰める。

直哉以外の唇が触れる嫌悪感。

その気持ちでななは悟の舌に歯を立てた。




「っ…いってぇ…。」

思い切り噛まれた悟の舌が、口の中から出ていった。




それでもななのその反撃は想定内の様で、笑みを浮かべている悟の顔は崩れなかった。




「……最低……。」

同意も無くキスをしてくるなんて犯罪行為だ。

わいせつ行為で警察に突き出したい。




唇が触れたのはほんの一瞬だった。

だけども、その感触は確かにななに刻まれた様だった。



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