【R18】禪院直哉→私←五条悟❇︎傷だらけの婚約者❇︎
第8章 私の知ってる直哉くん※
「はぁ… なな、大人しゅうしとき。」
直哉の声に苛立ちの色が濃くなり、声が低くなった。
その声が耳元で聞こえて、息が詰まった。
「なな、触らへんからここに座って。」
直哉はベットの端に座ると、ななを左の膝に乗せた。
もうななはそれ以上直哉を拒む事はしなかった。
「自分でやるさかい、ななはキスしとって。」
ゴソゴソと直哉は右手で袴から自分のモノを出して扱きはじめる。
それが目の前でダイレクトに行われると、思わず目を背けたくなる。
「なな…キス…。」
ななを掴んでいる左手が腰をグッと掴んで来た。
ゆっくりと直哉に顔を近付け、熱い息が掛かる唇に触れた。
「は……っ…。」
くちゅっと舌が絡まる音がして、直哉の手の動きに合わせて、直哉の口から吐息が漏れる。
「…直哉くん……。」
結局、その直哉の熱に当てられて、ななは直哉の顔を手で掴みながら、必死に彼が好きなキスをする。