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【R18】禪院直哉→私←五条悟❇︎傷だらけの婚約者❇︎

第1章 禪院直哉の婚約者※











はぁ…。




しごき過ぎだろあの親父。




直哉はまたボロボロになりながら天井を見ている。




でも連れ戻そうとした柄の隊員は逆にボコボコに出来た。

(小学生より弱い柄なんて要れへんだろ。)




直哉の強さは直毘人にとって最大の強みだ。

今の自分の地位は直哉の強さにあると言っていい。

そしてそれが直哉の強みにもなる。




(忍耐勝負だクソジジイ。)










直哉が東京へ家出を繰り返す事数十回。




勿論その間は無駄な時間になり直哉の術式の訓練は出来ない。




はぁ…はぁ…はぁ…。




繰り返される直哉の行為にもはやかける言葉が無かった。




直毘人はボロボロになっても絶対に諦めない直哉の目を見てため息を吐いた。




「……まだ子供だ、今の気持ちがずっと続く訳じゃない…。」

諌める口調から宥める口調に変わった。

「……けどもう7年近くや。」

「……………。」




直哉の言葉に直毘人は呆れた顔をする。




直毘人の言っている事はよく分からない。

気持ちが変わると言うならずっと変わり続けている。

昨日より今日。

毎日ななへの気持ちは大きくなるばかりだ。





折れろよクソ親父。





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