【R18】禪院直哉→私←五条悟❇︎傷だらけの婚約者❇︎
第6章 禪院直哉※
グッとななに体を近付けて、直哉はななの顔を覗き込む様に言った。
「俺がななの嫌がる事はせえへんの知ってるやろ?」
「ーーーーーー。」
顔を真っ赤にして、涙目で直哉を見返すななに、直哉はたまらずキスをする。
直哉は確かにななを大切にしてくれる。
それでも、最近はやはり体を触ってくる直哉が少し怖い。
キスも直哉の昂りが強くなると、だんだんと舌が絡んでくる。
このキスにもまだ慣れていない。
絡む舌も、高揚している直哉の顔も、まだまだ刺激が強すぎる。
「……ん……。」
息も上手く出来ずに、頭が回らなくなりそうだ。
まだ直哉に言わなければならない事はあるのに。
とうとうソファに寝かされて、直哉が覆い被さってきた。
「…直哉くん…まだ話が……。」
「………何?」
途中で遮られて、今度は少し機嫌が悪そうだ。