【R18】禪院直哉→私←五条悟❇︎傷だらけの婚約者❇︎
第6章 禪院直哉※
「正直、夜ななと離れるのも辛かってん。
ななと一緒に寝れへんのもう限界や。」
ちゅっちゅっと直哉のキスが激しくなってきて、ななは後ろに押し倒されそうになる。
「待って、ちょっと待って!」
ななは押し倒してくる直哉の胸に手を出して、彼の体を押し返す。
「そっ、それはいきなりちょっと……、そもそも私が母屋に行くのは…。」
直毘人が絶対に許さないだろう。
もし、母屋で直毘人と何度も会わなければいけなくなったら…。
ななは直毘人の自分を見下ろす視線を思い出して、一気に顔が青くなる。
「クソジジィは大丈夫や。俺が何とかするさかい。」
青くなったななの顔を撫でながら直哉が言った。
「……それだけじゃ無くて……一緒に寝るとかは……。」
今度は顔が赤くなった。
忙しいななの表情に、直哉はニヤッと笑う。