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十年・愛 〜あの場所で、もう一度君と…〜【気象系BL】

第2章 2


その後も、翔くんの手と唇は休むことなく、僕の身体を這い回り…

あ、当然だけど、濡れた下着はとっとと取っ払われ、バスローブも辛うじて袖を覆ってるだけの状態になっている。

もう僕の身体を隠す物なんて、何も無かった。

「ね、ねぇ、あんまりジロジロ見ないでよ…」


ただでさえ〝電気消して〟って言うの忘れたのに…

「何で? 俺はもっと見てたいけどね、智くんの身体」
「も、もぉっ…! ぼ、僕ばっかり…、狡いっ!」

僕は翔くんの身体を唯一覆っていたバスタオルに手をのばすと、一気に剥ぎ取った。

「あ、こら…っ」

流石の翔くんも、まさか僕が反撃に出るとは思ってなかったっぽく、一瞬動揺した様子を見せた。


…ってゆうか翔くん、すっかり出来上がってんじゃん。


「触っても…良い?」
「え…、あ、まあ…良い…けど?」

顔を真っ赤にして頷く翔くん。


ふふ、カッコつけてばっかいるけど、実は案外可愛いかったりするんだよね。


僕は硬くなった翔くんの中心に触れると、まるで小さな動物にするのと同じように、優しく撫でた。

でもさ…

僕の手の中でどんどん大きくなって行くのを感じると、少しずつ僕の中で何かが湧き上がって来るのが分かった。

そして…

「もう無理っ…」

翔くんが僕の両足を開いた瞬間、パンッ…て、風船が割れるように、その何かが弾けた…ような気がした。
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