• テキストサイズ

十年・愛 〜あの場所で、もう一度君と…〜【気象系BL】

第12章 12


「凄くおっきぃ…」
「人の事言えんの? 智くんのだって、すげぇデカいけど?」
「そ、それはだって翔くんが…」


気持ち良いことばっかするから…
仕方ないじゃん?


僕な両方のほっぺたをプッと膨らますと、ゆっくりと上体を起こし、丁度翔くんのお股の辺りに口を寄せた。

そして、翔くんの目をしっかり見つめながら、思いっきり大きく開けた口に、翔くんの中心を咥えた。

「くっ…」

微かに呻いた翔くんは、一瞬腰を引こうとしたけど、やっぱりさ無理だよね?

グイグイと腰を僕に推し付けて来て…

「んんっ…」

元々そう大きくもない僕の口は、翔くんの中心でいっぱいに満たされ…

鼻で息をするのがやっとの僕だけど、薄れかけた記憶を呼び戻すかのように、一生懸命に…そして、夢中で翔くんの中心を貪った。

そしたらさ、気付いたんだ。

潤さんでもニノでもなく、僕はただただ翔くんのこの匂いと味が、ずっと欲しかったんだ、って。

そう思ったら急に泣けて来ちゃって…

「何泣いてんの? そんなに恋しかった?」

ほっぺたを紅潮させて見下ろす翔くんに、僕は泣きながら頷いて見せる。


だって本当に恋しくて恋しくて…
泣く程恋しかったんだもん…


「じゃあ…さ、もっと啼かせてやろうか?」


え…?
/ 279ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp