十年・愛 〜あの場所で、もう一度君と…〜【気象系BL】
第12章 12
それからはもう、されるがままに喘ぎまくり…
気付いた時には、ハーフパンツも下着も脱がされ、僕はスッポンポンの状態で…
なのに翔くんは、肩に引っかかってはいるけど、ちゃんとシャツも着ているし、パンツだってしっかり履いている。
「ねぇ…、ずるよ…、僕ばっ…か…」
僕は翔くんの肩からシャツを落とすと、続けてベルトを外しにかかった。
「良いよ、自分で…」
僕の手を払い、自分でベルトを外そうとする翔くん。
でもさ、翔くんてホント手先が不器用ってゆうかさ…
「あ、あ、あれ…?」
ベルト外すのなんて、僕よりもうんと慣れてる筈なのに、なかなか外せずにいる翔くんに、僕は思わず吹き出してしまう。
「手伝ってあげようか?」
「いや、大丈夫…。つか、笑うなっつーの」
翔くんはいつもそうだ。
僕の前ではカッコつけてるつもりでも、どっか抜けてる…ってゆうか、僕の前だからこそ見せて欲しかったりするんだけどね、カッコつけてない翔くんの姿を。
「全然大丈夫じゃないじゃん。貸して?」
僕は丁度腰の上に跨った翔くんに手を伸ばし、翔くんが格闘していたベルトを外すと、ついでにチャックを下ろし、既にパンパンに膨れ上がった翔くんの中心を解放した。