十年・愛 〜あの場所で、もう一度君と…〜【気象系BL】
第9章 9
僕のお願いに応えるように、ニノがTシャツを脱ぎ、上半身裸の状態になった。
やっぱりニノは色が白い。
僕なんて…ってゆうか、僕だって元々そんなに黒くもないけど、一時友達に誘われて釣りとか行き過ぎちゃって、それからは随分と…って感じで…
それに、僕の腹筋は多少割れてるけど、ニノはポッコリしてて、凄く柔らかそうな身体をしてる。
顔だって、ニノは可愛い…ってゆうか、美人さんだし…
そんなニノに、僕は抱かれるんだって思ったら、何だか凄く不思議な感じなんだけど、今更僕が抱く側に回るとか、仮にニノじゃなかったとしても、考えられない。
試したこともないから、実際は分かんないけど…
「ねぇ、下ろしてよ」
「え、あ、う、うん…」
手が不自由なせいでホックが上手く外せないのか、ニノがハーフパンツのウエストを指差した。
僕は、ニノに言われるまま、ハーフパンツのホックを外し、チャックを下ろした。
そして、ゆっくりとハーフパンツを下着ごと膝まで下ろした。
「舐めてよ」
「え…?」
「俺のココ、舐めてよ」
「ああ、うん…」
別に初めての行為じゃないし、今更躊躇うってこともないけど、でも…
こんな大きいの、僕のお口に入る…の?