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十年・愛 〜あの場所で、もう一度君と…〜【気象系BL】

第6章 6


きっとね、潤さんにの目には、僕が凄く辛そうに見えたんだと思う。

先端が挿ったところで、潤さんが腰の動きをピタリと止めた。

「ごめん、俺、その…なんて言うか、慣れてないから…」と。

酷く落ち込んでいるような顔をして。

「うう…ん、違う…から、大丈夫…だから。ね?」


潤さんの口から、そんな寂しい言葉聞きたくないし、落ち込む潤さんの顔だって見たくない。

僕が駄目なんだ。
僕がちゃんと出来ないから、だから…


「ねぇ…、キス…して?」


僕が痛いって泣くと、翔くんは決まってキスをしてくれて、それから…

「あと…ね、触っ…て?」

僕の中心を握って、それから擦ってくれた。

「ね、お願… い」

ボクが強請ると、潤さんは僕が望んだ通りにキスをしてくれて、それから中心を握って、ちょっと乱暴にだけど、擦ってくれて…

そしたらさ、強ばっていた身体も自然と解れて、その隙にと腰を押し進めた潤さんを、驚く程すんなりと受け入れることが出来た。

「こんな感じ…なんだな…」
「え…?」
「いや、凄く暖かいと言うか、熱い…というか…」
「そう…なの?」

僕自身はそっちの経験がないんだけど、なんとなく潤さんの言ってること、分かる気がする。


だって僕も、潤さんが触れてる部分、凄く熱いから…
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