十年・愛 〜あの場所で、もう一度君と…〜【気象系BL】
第6章 6
僕は抵抗を試みるけど、潤さんは僕の中心を口に含んだまま、一向に離してくれる気配はなく、それどころか隅々まで舐め尽くして…
僕を見てニコッて…、優しく笑ったんだ。
だから僕も…
「僕にも潤さんの、舐めさせて?」
本当はさ、口でするの苦手なんだ。
だって歯磨きですらオエッてなっちゃう僕だから、歯ブラシより更に太いのを奥まで入れちゃったら、オエッてなるどころじゃなくなっちゃうんだもん。
でもさ、潤さんが一生懸命僕の中心を舐めてるの見てたら、僕もちゃんと応えなきゃって気持ちになる。
「いい…のか?」
「うん。僕がシたいの」
「そっ…か…」
少しだけ顔を赤くした潤さんがゆっくり身体の向きを変えると、僕の顔の上で潤さんの中心が揺れた。
僕は揺れる潤さんの中心を両手でそっと包み、潤さんの中心を口に含んだ。
案の定…ってゆうか、ちょっとだけオエッてなりかけたし、涙目にもなっちゃったけど、コレが好きな人の身体の一部なんだって思うと、不思議と大丈夫な気がして…
そう言えば、翔くんと初めてシた時も、今と同じ気持ちになったような気がする。
すっかり忘れてたよ、こんな感覚…
僕は懐かしい記憶に、少しだけ胸がキュッとなるのを感じた。