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俺、ピグリン王になったみたいです

第15章 四つの騎士団


 見張り騎士団長から話を聞いたところ、この城は四つの騎士団から成り立つらしい。
 一つが、城の外壁とその周辺を巡回している「見張り騎士団」と呼ばれるもので、主に雑魚モブの処理係のようなものらしい。
 そして次に現れた「戦闘騎士団」はもしもこの城の見張り騎士団から突破された時に出動するピグリンブルートの団体らしく、見ての通りこちらの言葉がほとんど通じない。
 そして「防衛騎士団」と「猛攻騎士団」がドラゴンの周りを囲っているらしく、兄貴とそんな数名のピグリンだけじゃ太刀打ちが出来ない、と見張り騎士団長に言われた。
「あのー、兄貴じゃなくておんりーって名前なんだけど」
 王と呼ばれるだけじゃなく、兄貴と呼ばれるのもくすぐったい気がして俺がそう言えば、見張り騎士団長はニカリと気さくそうに笑った。
「おう、分かったっス、おんりー兄貴!」
「……まぁいいか」
 結局兄貴呼びは変わらなかったのだが、そんなことよりもっと知りたいことがあったので、俺は話を進めた。
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