第2章 ~赤井side~
画面には〖ERROR―――該当無し〗の文字が浮かぶ。
眉をひそめ、ふぅと溜息を吐いた。
PCを閉じ彼女の元へ戻ろうと部屋を出る。
玄関を通ると彼女が靴を脱いでいた。
ボウヤは帰ったのか……と考えていると目が合った。
赤「すまんな、準備に時間が掛かった。
部屋を案内しよう。」
そう言うと少し後を付いてくるあゆ。
赤「最後は、この部屋だな。
紫乃の部屋だ。好きに使うと良い。」
『ありがとうございます………!』
案内をし終え、何を話そうか……と次の言葉を考えているとお腹の鳴る音が聞こえ
ふと彼女の方を見ると
『あ………///』
恥ずかしそうに俯いている彼女が居た。
可愛いな……と無意識に思い喉を鳴らしククッと笑った。
赤「ご飯にしようか。」
そう言いキッチンに向い一緒に晩ご飯を作った。