第2章 ~赤井side~
すると、ボウヤが俺の気持ちを知ってか知らずか
コ「僕は大賛成だなあー、ここなら監視も出来て目が届くしね。」
フッと笑いながら言った。
……俺は無意識に頷いていたと思う。
『っ!…………………わかりました。』
彼女は諦めたように受け入れてくれた。
嬉しい表情を抑えつつ、工藤夫妻への許可取りと彼女が使う部屋を準備しようと部屋を出た。
まずは夫妻に電話を掛ける。
赤「お久しぶりです。
実は少し相談が、ありまして…………。」
ボウヤから聞いたことを、そのまま説明した。
有希子さんは怒りもせず
有「えー!何それ!!
楽しそうじゃない!
全然、良いわよー!!」と何故か喜んでいた。
そして電話越しに優作氏にも
良いわよね!?と確認を取り了承の返事が、うっすらと聞こえた。
赤「ありがとうございます。」
お礼を言い電話を切る。
部屋は自室の隣に空きがあるのを確認し
掃除をして部屋を綺麗にした。
書斎に入りPCを開く。
彼女の言っていた事は本当なのか、戸籍を軽く調べてみようと思った。
フルネームはボウヤから聞いていたので検索画面に入力して検索してみる。