第13章 エンドロール
息が整い2人で目を合わせ微笑み軽くキスをする。
気付くと疲れていたのか意識を失うように眠っていた。
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『ん…………』
朝の光で目が覚めると赤井さんがテーブルに座ってコーヒーを飲んでいた。
赤「起きたか、チェックアウトは少し遅らせているからゆっくり準備すると良い。」
もう起きなきゃ、と体を起こすと昨日の出来事を思い出すかのように体に痛みが走り少し嬉しくなる。
(あ、お風呂行かなきゃ……)
赤「お風呂に行くなら一緒に入ろう。」
『へ?あ………わかりました///』
昨日の行為を何度かしているが一緒にお風呂に入るのは恥ずかしいと思うのは、あざといだろうか。
先に入っておこう、とそそくさと風呂場に向かう。
全身を洗い終わり湯船に浸かった所で赤井さんが入ってくる。
赤井さんは昨日お風呂に入ったらしく軽くシャワーを浴びて後ろから抱きしめられる形で湯船に浸かる。
『遅かったですね。』
赤「あぁ、少し部屋を片付けていた。」
『あ、そうだったんですね……。ありがとうございます。』
そろそろ上がるか、という赤井さんの合図で一緒にお風呂から出る。
『わっ………』
リビングに戻った時、綺麗に片付けられていて少し驚いてしまった。
凄いですね、と他愛ない話をしながらホテルを後にする。
帰路に着きリビングのソファに腰を下ろした。
『落ち着く………』
赤「………今は家を貸してもらっているが全部終わったら2人で家を建てて暮らそうな。」
『……はい!まさか今日もプロボーズされるとは思いませんでした!!』
少し微笑むと赤井さんが抱きしめてくれる。
絶対に離さないからな、と耳元で囁かれ少しウルっと来てしまう。
お互いに強くぎゅっと抱きしめ合った。
END