第8章 秘密
梓「 紫乃ちゃん!彼氏さんが迎えに来てるよ!!」
『へっ?』
急いでカウンターの方へ向かう。
『沖矢さんっ!』
沖「 紫乃さんお疲れ様です。時間があったので迎えに来ました。」
にこりと笑っているが少し不機嫌に見える。
(なんか怒ってる……?)
沖「あ、 紫乃さんペン返してもらえましたか?」
『へ??なんで知ってるんですか?』
沖「話し声が聞こえてきたので………。僕が最初にプレゼントした大切な物なので返して欲しいんですが……。」
安「束縛が強い男は嫌われますよ。」
沖「強引な男も嫌われてしまいますのでお気を付けて。」
ペンを沖矢さんの方に返してくれた。
笑っては、いるが空気が悪い。
『ありがとうございます!沖矢さん帰りましょう!!』
早く、この場を離れたいと思った。
家に着き疑問に思った事を聞いてみる。
『安室さんとの会話どういう意味ですか?』
沖「まだ狙っていそうだったので忠告しただけですよ。付き合っている報告も、したので。」
『赤井さ…………沖矢さんが束縛激しいとか、された事ないですよね……?』
沖「そうですね………、よく迎えに来るから……ですかね?」
『そうなんですかね………。あれ、付き合ってる報告したの沖矢さんに言ってないですよね……。
なんで知ってるんですか……?』