第8章 秘密
ポアロに着き、いつものように仕事をする。
今日は安室さんを除く3人が出勤している。
安室さんは自分と入れ替わりで出勤するらしい。
あまり安室さんと話さないようにしなければ……、と思った。
安「お疲れ様です。」
夕方に、なり安室さんが出勤した。
お疲れ様です、と言いバックヤードへ向かう。
安「お疲れ様です。昨日、答えを聞きそびれたんですが仲直り出来たんですか?」
『あ、安室さん………。
………はい、おかげさまで仲直り出来ました。』
安「そうですか……。」
『あ、あの…………。沖矢さんと付き合っているので安室さんの告白………の件はご、ごめんなさい………。』
安「そうなんですね………。
意外と沖矢は束縛が激しいんですね。」
『へっ?』
フッと笑いながら髪を撫でられる。
『ちょっ………ちょっと!』
そのまま安室さんの手が胸ポケットのペンを抜き取った。
安「今日ペンを忘れてしまったので貸してもらえませんか?」
『そ、それは沖矢さんに貰ったので無理です!もう1つあるのでそれを……!!』
ペンを取ろうとするとフイッと手を上げ取れなくされる。
『…………意地悪っ!』
ピョンピョンと跳ね取り返そうとするが高く取れない。