第7章 告白
晩ご飯を食べ家まで送ると安室さんは行っていたが赤井さんにバレたらと思い家の近くのコンビニで用事があると嘘をつき、そこまで送ってもらうことになった。
(そういえば、ご飯食べてる時に赤井さんから“誰と居る?”って連絡あったな。無視してる訳じゃないけど気まづくて返してないや………)
コンビニに着き車を降りる。
『ありがとうございました!』
沖「探しましたよ、何しているんですか?」
『あ…………、沖矢さん……。』
安「“同居人”と喧嘩して帰りづらいとの事だったので僕とデートをしていました。」
気付くと安室さんが背後に立っており 紫乃の肩に手を置いていた。
『あ、安室さん………。』
沖「そうですか………。では、仲直りしたいのでそろそろ返してくれませんかね?」
『帰ろうと思っていたので………!』
このままでは喧嘩になってしまうと思い沖矢さんの指示に従おうと沖矢さんの所へ歩いた。
だが、手を引き寄せられ安室さんの方に体が向く。
気付くと安室さんとキスをしていた。
それを見て沖矢さんが引き離し抱き寄せた。
沖「…………帰りますよ。」
手を掴まれ家の方に向かう。
安「まだ諦めていないので、僕からの宣戦布告です。」
遠くからそう聞こえたが沖矢さんは振り向かず歩いていた。
……………………………………
帰路に着き家に入ってからも沖矢さんは手を離さなかった。
『沖矢さん……、そろそろ手離してください………。
少し痛いですし………。』