• テキストサイズ

トリップ×トリップ

第6章 デート


赤「途中でイルカが出てきて一緒に芸をしていたぞ。」


『え………』

そんな珍しい事に気付かない程考え込んでいたのか……、と恥ずかしくなった。

そんな私の反応を見てか、赤井さんはハハハッと笑った。

赤「今度行く時は2人共が集中して見られたら良いな。」

頭を撫でながら楽しそうに、そう言った。

次も行ってくれるのか………、と嬉しくなった。


(ん………?
2人共って事は赤井さんも??)













…………………………………

残りの水槽を見て晩ご飯は外食にして帰宅した。

『ごちそうさまです!今日は本当にありがとうございました!!楽しかったです!』

赤「そうか。なら良かった。」

おやすみなさい、と寝室に入ろうとした時手を掴まれた。

赤「途中からあまり集中出来ていないように感じたが何かあったのか?」

『な、なななな何も無いですよ!?明日は早いのでもう寝ます!』

とは言っても昼からのバイトだが。

赤「明日は昼からだろう?何故、隠す??」

(うっ…………、ばれてた………)

『か、かかかかかかかかか隠してないですよ!?
そ、それ言うなら赤井さんも集中できてなかったですよね!?!?』

赤「俺は 紫乃の事を考えていた。急に楽しまなくなったのでな。」

この人は私が言えない事をこんなにもすんなり言えてしまうのか………、と少し悔しくなる。

『楽しんでましたよ!………眠いので寝ますね。手、離してください。』
/ 74ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp