第1章 目覚め
工藤邸に入るとダイニングルームに案内された。
2人は、まだ信用していないようだった。
赤「住む場所は、あるのか?」
『………ないです………。』
赤「うむ。………………ここに住むか?」
『え………!い、嫌です!!』
(怖い……)と思ってしまった。
赤井さんは少し悲しい表情をした。
コ「僕は大賛成だなあー、ここなら監視も出来て目が届くしね。」
フッと笑いながら言った。
『っ!…………………わかりました。』
断る雰囲気では無いし怪しまれそうだったので折れる事にした。
赤井さんは少し表情が明るくなりダイニングルームを出て何処かに行ってしまった。
コ「僕そろそろ帰ろうかなあー。」
そう言うと玄関に向かったので見送る事にした。
外に出て少し話を交わし手を振って別れ家の中へ。
玄関前に赤井さんが立っていた。
赤「すまんな、準備に時間が掛かった。
部屋を案内しよう。」
手を引かれ色々な部屋を案内してくれた。
赤「最後は、この部屋だな。
紫乃の部屋だ。好きに使うと良い。」
『ありがとうございます………!』
部屋の案内が終わり時計を見ると19:30を回っていた。
今日は大変だったなあ、と考えているとお腹が鳴った。
『あ………///』
恥ずかしくなり俯くと赤井さんは喉を鳴らし
ククッと笑っていた。
赤「ご飯にしようか。」
そう言いキッチンに向い一緒に晩ご飯を作った。