第1章 目覚め
痛い体を起こし考えを巡らせる。
何故?なんでアニメの世界に??
コ「なんで僕たちの事、知ってるの。」
低い声で、そう言われハッとした。
(やばい……、名前、呼んじゃってた……)
『すみません!ありがとうございます!!』
納得出来る言い訳が思い付かず「逃げる」という選択をした。
待ってという声が聞こえたが無視をして走った。
家を出ると誰かにぶつかってしまった。
『すみませ……!安室さん……。』
ハッとして走り出そうとしたが手首を掴まれており
安「何故、知ってるんです?」と笑顔で言われた。
目は笑っていなかったが。
コナン君も合流して2人に睨まれている。
もう無理だ、と観念して本当の事を話した。
『私が居た向こうの世界では、この世界はアニメや漫画の世界なんです。
私は少ししか知らなくて……。
あ……悪の組織じゃないです!信じて!!
貴方たちの味方……です……!
信じられないなら洗いざらい調べてください!!』
2人は信じられないといった顔で同じポーズを取り考えていた。
安「名前は?」
『桜井 紫乃です……』
また安室さんが何かを言いかけた時ポケットからコール音がした。
「はい」と電話に出て「今から向かう」と言って電話を切った。
安「急用が出来てしまいました。またお話を聞かせてください。」と言い去っていった。
コナン君は、まだ考えているようで
これからどうしようと悩んでいると前方から見た事のある人が近づいてきた。
『赤井さ………っ!』
また……、と思った時には遅かった。
赤『何故知っている?』と凄く警戒していて
威圧に殺されそうだった。
コナン君が分かりやすく説明をしてくれ
立ち話も何だからと工藤邸に連れて行かれた。