第4章 ハニートラップ
安「そういえば電話すら掛けてくれなかったじゃないですか!
ずっと待ってたんですよ………。」
寂しそうに上目遣いで見られ本当に子犬みたいだと思ってしまう。
『…………?話す用事なども無かったので………。』
安「意外と冷たいですね………。この前の返事……とか色々あるじゃないですか。」
そう言われ(この前の………)と思い返してみると
「一目惚れだ」と言われ告白されたのを思い出した。
『っ!/////////』
『そそそそ、それはじょうだっ………!』
冗談ですよね、と言いかけた時唇を塞がれた。
安「冗談で、そんな事言いませんよ。」
少し怒ったような拗ねたような声色でそう言う彼。
『!///////だ、誰かに見られたらどうするんですか!!』
安「そうですね………。では……」
そう言うと手を引かれバックヤードに連れて行かれた。
『ちょっ!やめてください!!
して良いなんて言ってないです!』
壁に追いやられ目の前には安室さんが手をついている。
所謂、壁ドンの体制だ。
胸を押して抵抗するが力が弱く動かない。
安「沖矢とは色々としたんですか?
そんなに弱い力では太刀打ち出来ず、すぐに襲われますよ??」
顎を持ち上げられ見つめ合う。